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第7回 コラム(2017/12/19)

【低価格/高機能のクラウド版ERPを導入!】
ERP(Enterprise Resources Planning の略)は、企業経営の基本となる資源を適切に分配して有効活用する計画で、経営管理システムとして企業の情報戦略に欠かせない重要な位置付けになっています。ERPの導入率は大企業では60%超、中小企業では20%未満という状況のようです。中小企業でなぜ導入が進まないのでしょうか?

以下のような要因があると考えています。
①ERPは高価で費用対効果が合わないために、必要な業務についてのみ専用パッケージを導入した
 り、システムを個別に開発している。
②業務の固有性が高く、業務の標準化を目的として導入されることが多いERPは必要性がないと
 考えている。
③海外拠点がある場合、現地の商習慣や法制度を考えて、システムは拠点の判断に任していることが
 多く、本社とは別のシステムを利用している。

最近のERPの状況を踏まえて、本当にそうでしょうか?
①【ERPは高価格】について
 クラウド版ERPが発売され、初期費なし/必要な業務のみ選択することで月額費数万円で、利用
 することができます。また、ERP導入にあたっては、専門のコンサルタントが必要と考えられて
 います。初期導入支援機能が非常に充実しており、コンサルタントがいなくてもERPを導入する
 ことが可能です。 クラウド版ERPは、半年という短期間で導入できます。
②【業務の固有性が高い】について
 クラウド版ERPは、ASPサービスにつき利用者共通であり、カスタマイズができず、自社の
 業務に合わせられないと思われることが多いのではないでしょうか?通常はカスタマイズにより
 対応することが、初期設定を設定変更することにより、ユーザ要件に合わせることができます。
 「画面の入力・検索・一覧項目の追加」以外に「処理のタイミングや処理条件等」の設定ができ
 ます。帳票は利用者自身で簡単に作成できるなど、大きな特長になっています。
③【海外拠点では本社と別システムを利用】について
 ERPは、海外の商習慣と法制度を踏まえて製品化しています。クラウド版ERPも同様です。
 本社にてシステムを選定することができます。また、全社同一システムを利用する相乗効果と
 して、データが一元化され、全社的な経営分析をタイムリーに行うことができます。

当社では、ERPとしてクラウド版に注目しており、以下の観点で製品評価を行っています。
標準機能でモバイルに対応している必要があります。営業担当者は社内に戻らなくても、出先で顧客・在庫照会や受発注入力ができます。経営者の方は、いつでもどこでも経営分析が可能になります。今後働き方改革が進んでくると、在宅勤務を導入するケースがあるかもしれません。そのような場合、自宅で利用することができます。

クラウドでも前記の通り、初期設定でかなりカスタマイズできるようになっていますが、システムの都合により業務が制限されるということがないように、一層配慮が必要です。既存システムとデータ連携やシステム連携が可能であり、重要業務においてはクラウド上にユーザ固有のアプリとDBを格納でき、独自開発ができる必要があると考えています。業務毎や海外拠点毎にシステムを構築していると、改善対応、運用保守費、老朽化に伴う刷新と、コストがかかると思います。ERPによるシステム統合によりコスト削減が可能になります。また、クラウド版は老朽化を考える必要がなく、月額費用で長期利用することができます。

上記要件を満たすERPとして、Everジャパン社のSystemEVERを推奨しています。当社では超高速開発Wagbyとの連携を進めており、さらに自由度の高いクラウド版ERPの実現に取り組んでいます。ERPに関してご興味のある方は、ぜひお声をかけていただければと思います。

文責:天井 誠一

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