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第3回 コラム(2017/07/19)

【業務システムを手書きで入力します!】
業務システムでは、手書きの業務をパソコン・タブレット・スマフォから入力に変更することで、業務の効率化を図ってきました。手書きの業務はまだありますが、デジタル機器からの入力に変更して、一層効率化を図ることには疑問を感じております。

従来の「手書き入力」のシステム化のアプローチは、「紙に書くのでは無く、タブレットに手書きする」といった方法のために、「今まで通りに手書きする」方法とは異なっており、従来通りに入力できる訳ではありませんでした。

結果として、外出先では手書きが適している業務が、まだまだあります。
・現場で作業しながら、結果を記録するのは紙のほうがよい
・お客様との打合せは対話重視で、パソコンなどは操作せずに
 (入力作業がメインになってしまう)、お客様の話を聞きながらメモをとる
・デジタル機器を持ち込めない現場では、紙で記載する必要がある
・ITに不慣れな人が多い場合、システム習得に時間がかかり、手書き業務のほうが効率的である

従来のデジタル機器からの入力に変更せずに、紙+ボールペンで書いたものが、そのまま業務システムに入力される方式なら、いかがでしょう!
手書き入力の良さを活かせます。また、既存の手書き業務が踏襲されますので、業務を変更する必要がありません。システム導入に伴う、操作研修や指導の負担を軽減できます。

事例としては、介護現場における介護記録の業務において利用され、スムーズな導入と運用を実現しています。今回はこれを実現するソリューションをご紹介します。
例として、複数の作業員がさまざまな現場で点検した情報を一括管理するシステムを構築するケースです。
1.作業員が現場において点検した結果を手書きで記載します。
 画像「①【紙】点検表に手書きで記入」
 

2.点検終了後にまとめて点検した結果をスマフォに保存するとともに、点検管理サーバにアップロードします。
 画像「②【スマフォ】点検表をデータ取込」
 

3.点検管理サーバには全作業員が点検した結果が自動登録され、検索や集計することができます。
 画像「③【サーバ】点検表データの検索・照会」
 

上記1と2では、コクヨの「デジタルノート CamiApp S(キャミアップ エス)」を利用します。今までの手書き入力なら、紙をスキャナーで読み込んで文字情報を抽出する必要がありました。その工程が不要となり、スマフォでいつでもどこでも文字情報を抽出できます。また抽出したデータは、スマフォですぐに補正でき、補正作業の効率化も可能です。

上記3のサーバシステム構築では、超高速開発ツール「Wagby」を利用することで、スマフォの点検表データは、REST APIによって自動的に保存されます。保存されたデータの検索・照会・更新処理は、ノンプログラミングでシステム開発でき、簡単に点検管理システムが構築できます。

手書き業務の良さを活かしたシステムをご検討されている方、お気軽にご相談ください。

文責:天井 誠一

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