【株式会社グライブ様】確定手数料分析システムとRPA活用事例

新システム導入後の課題をRPAで解決

確定手数料分析システム導入後の課題をRPAで解決した事例をご紹介します!

背景

株式会社グライブ様では保険募集人の報酬明細管理システムが急遽廃止となり、3か月という短期間で確定手数料分析システムに入れ替えて、問題なくリリースできました。
※詳細は、【株式会社グライブ様】SP 確定手数料分析システム導入事例を参照ください。

しかし、旧システム時代から抱えていた以下の問題点については解決できず、新システム導入後に検討することになっていました。
・生損保15社の乗合で34種類のデータがあり、取込用共通ファイルに手動でコピーするので、時間がかかりミスが発生しやすい。
・約30人の募集人に対して報酬明細書を個々にパスワードで暗号化して渡しており、時間がかかりミスしやすい。
確定手数料分析システムのカスタマイズ開発を検討していましたが、30種類以上の違うレイアウトのデータ取込には開発コストがかさみ、保険会社からの提供データは頻繁かつ勝手に変わってしまい、すぐにシステム対応は難しいと考えていました。

株式会社 グライブ 様(代表取締役 安田 潔 様)
https://glive.co.jp/

目的

株式会社グライブ様では課題解決に向けて自社で対応できないかということで、以下の理由から「RPA(マイクロソフト社PowerAutomate)」を導入しました。
・RPAにより34種類のレイアウト変換を定義することで、システム改修しなくても同様のデータ取込が可能になる。
・保険会社側でレイアウト変更されても、開発会社に依頼せずに自社でRPAの定義変更すれば、開発コストなしで対応できる。

効果

株式会社グライブ様ご担当者の宮崎様に伺ったところ、以下のような効果があったということです。
・保険会社から提供されるデータ取込処理についてミスなく管理できるようになった。
・募集人毎の報酬明細書のパスワードの付与作業が、RPAで自動化することで担当者の作業を大幅に削減できた。
・RPAの習得に時間はかかったが、手作業のパソコン入力が簡単にシステム化でき、募集人の報酬事務を効率化できた。

今後の展望

今後の報酬事務処理では、以下の取組を行ってさらなる合理化を図る予定です。
・RPAでエラーが発生した時にエラー原因がわかるような定義を追加する。(入力ファイルエラー、フォーマットエラーなど)
さらに、募集人の報酬事務以外にもいろいろとRPAを利用して業務の効率化を図っていくということでした。
RPAとの連携によりかなりシステムを効果的に利用できます。今後もいろいろな導入事例をご紹介していきます。

概要

システムイメージ

画面イメージ

①損保各社から提供されるEXCELファイルより取込用EXCELに変換する ~その1~

②損保各社から提供されるEXCELファイルより取込用EXCELに変換する ~その2~

③募集人毎に作成した報酬証明書EXCELを募集人毎のパスワード付きEXCELにして募集人毎のフォルダに保存する ~その1~

③募集人毎に作成した報酬証明書EXCELを募集人毎のパスワード付きEXCELにして募集人毎のフォルダに保存する ~その2~