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第4回 コラム(2017/08/16)

【ワンソースマルチデバイスでリッチな業務システムを!】
上場企業ではモバイルの導入が60%に達しています。利用目的は「メール」「WEB閲覧」「各種資料の紹介・デモ」で、自社システムの利用は20%未満と低い状況です。利用したいという要望はありますが、開発費が高いということがネックになっているようです。

社外で業務システムを利用するには、モバイル対応が必要になります。モバイルとはスマートフォン・タブレットであり、社外から通信を行って業務システムサーバに接続して利用します。実現にあたっては、画面サイズ・デバイス・通信環境など、いろいろなことを考えなければなりません。
①画面サイズが小さくなっても、単純に項目削除はできません。重要な項目から入力できるように
 配置変更したり、必要に応じてフル項目を表示できるように対応する必要があります。
②モバイルでは、指先での操作を意識する必要があります。マウスと違って正確なポイントが難し
 く、入力項目は大きめにします。キーボードのように多くの情報を入力できませんので、極細
 かな入力モードの制御が必要です。入力スピードを考えると、あらかじめパターンを登録して
 一括で項目入力する機能が必要になるかもしれません。
③社外での業務システムの利用シーンは、お客様のいる場所になります。ビルの中、地下、人が
 多く集まる会場など、通信回線が遅い/接続できないことを想定する必要があります。

モバイルシステムでは、スマフォ/タブレット毎の画面設計、オフラインで利用する場合はモバイルにあらかじめアプリを設定する必要があり、OS毎にプログラム開発が必要になります。
モバイル対応にあたって、「特定デバイス・OSで利用」「独自に新機能を開発して利用」「既存システムのパソコン画面に全くとらわれずに、自由に設計したい」場合は、モバイル用に独自開発してもよいかもしれません。

「社内はパソコン、社外はモバイルで共通基盤で運用したい」「幅広くモバイル機器に対応したい」「短期間で開発したい」「最新OSにすぐに対応したい」場合は、ワンソースマルチデバイス開発ツールを選定することが良いと考えます。モバイルOSは、バージョンアップによる機能拡張やセキュリティ対策が頻繁に行われており、システム対応にあたって最も重視する必要があります。そして、リッチに短期間で開発できるように、ワンソースマルチデバイス開発ツールは対応しています。

既存の業務システムに、ワンソースマルチデバイス開発ツールを利用してモバイル対応することができますが、以下では業務システム本体と合わせて刷新・構築する流れについて、ご紹介します。
1.画面系は、ワンソースマルチデバイス開発ツールによりPC/スマフォ/タブレット用画面を
 簡単に構築でき、またオフラインアプリも生成可能
2.サーバ系は、超高速開発ツールを利用すれば、業務システムに必要な各種機能をノンプログラ
 ミングで構築可能
3.各種ツールの利用により、初期開発が簡単にできるとともに、最新OSやモバイルに対応され
 ており、運用負荷を軽減

当社では、国産製品・長年の導入実績があるツールを推奨しています。画面系では、20年間1650社以上の実績があるオープンストリーム社Biz/Browser、サーバ系では10年間で330社以上の実績があるジャスミンソフト社Wagbyを利用しています。両社とはリリース当時から情報交換を行い、最新情報の収集と開発を行ってきました。

最近は、画面デザインで特に優れている日本ネクサウェブ社nexacro platformも勧めており、特に画面を重視されるお客様に対応できるようにしています。ビジネスチャンスを逃さない、今後広がっていく働き方改革として、外出先や自宅で利用できる「業務システム」が必要になります。モバイルは購入したが十分に生かせていない、これからモバイルを導入して業務システムの利用をご検討されている方、お気軽にご相談ください。

文責:天井 誠一

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