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  5. 事例① 火災保険管理システム

スクラッチ開発

SCRATCH DEVELOPEMENT

2.クライアント・サーバー型システム開発

事例① 火災保険管理システム

はじめに:A保険代理店様のケース

A保険代理店様では8年間ご利用された火災保険管理システムを刷新しました。刷新に当たり、まず半年間業務マニュアルを整備して、業務の課題・優先順位付け、将来必要となる業務の整理からシステム作りを開始しています。

1.火災保険管理システム開発の背景

A保険代理店様は、旧システムは、保険業務のノウハウがない開発会社に依頼したことで、機能不足や操作性の悪さを感じていました。そして開発言語がWindows XP用で、製造元が他社に買収されてサポートにも不安を感じていました。Windows XPのサポートは終了しており、すぐにシステム刷新する必要がありました。
単純なシステム刷新では、業務の効率化につながらない、今後の業務にマッチしないという懸念から、業務をしっかり整理した上でシステム再構築を行うことになりました。

2.火災保険管理システム導入の目的

(1) 業法改定を想定したシステムとすること
 →業法改定に伴い、顧客との交渉履歴管理の強化を想定したシステムとした
  ① 顧客との交渉履歴が簡単&詳細に登録できるように、履歴やメモを充実させる
  ② 紙で管理していたお客様アンケートを全てシステムに登録する
(2) 経営判断するための統計資料を簡単に作成できること
 →統計資料作成の新旧比較
  [刷新前]旧システムには統計に必要な項目がなく、手で集計した情報や他システムの情報から統計資料を
       作成する必要があった
  [刷新後]統計DBを作成して、弊社分析ソフト「SP Business Reporter」で簡単に帳票作成が可能になる
(3) 開発言語は製造元のサポートがしっかりしており、操作性が向上する製品とすること
 →開発言語の選定基準
  ① Windows OSと相性がよく、サポートが充実しているMicrosoftのVisual Studio .netとする
  ② 開発言語は、操作性がよくなる部品が充実しているものとする
  ③ 開発言語は、最新版でなく安定したバージョンとする

3.火災保険管理システムの概要

(1) 社員全員、繁忙期はパート社員も利用する
 ① 利用者による権限管理を行う
 ② Active Directoryと連携して、自動的かつ安全(なりすまし防止)にログインを行う

(2) このシステムのメイン機能は、以下の通りです。
 ① ポータル画面で、速報・営業対応状況・連絡事項を表示
 ② 火災保険の新規・更改営業が主力業務につき、営業情報の検索・入力・照会を強化
  業務内容にあわせたパターン検索や、直近で照会した画面の再表示が可能
 ③ 保険代理店業務システム(当社パッケージ「SP Insurance Agent System」)や
  損保ホストシステムとシームレスに連携
 ④ 新規顧客獲得と既存顧客のサービス重視に対応して、登録情報を充実させた顧客画面

4.火災保険管理システム導入の効果

(1) 頻繁に発生する業務において、システムの入力や検索の負荷を大幅に軽減できた
(2) ポータルで日々の売上と事務状況が確認できるようになり、問題の早期発見と解決が可能となった
(3) 各種統計資料が正確で簡単に作成できるようになり、厳正化と省力化を実現した