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第18回 コラム(2019/07/17)

【バッチ処理をノンプログラミングで開発することで、簡単に業務システムを構築する】
~ バッチ処理を簡単に作成するツール「ETL Platform」を提供します。~

業務システムを大別すると「画面処理」と「バッチ処理」がある。バッチ処理とは、複数件のデータを手動あるいはスケジュール登録されたサイクル(日次、週次、月次等)に基づき、自動的に複数の処理を実行する方式である。バッチ処理の要件には、
①外部システムとのデータ連携としてさまざまな入出力インターフェースが扱える
②大量データを一定のリソースで効率よく処理できる
③異常発生時に迅速なリカバリーができる(エラーリストの作成、エラー内容によっては全件取り
 込む、エラーデータのみ取込可能にする など)
④画面処理との同期や非同期による実行制御が可能である
といった点が求められる。

バッチ処理を開発するには、バッチ処理の手順を画面にGUIで定義するだけで簡単にノンプログラミングで実装する方法がある。
既に何種類かの同様のソフトが提供されているが、大規模システム向けに開発されたソフトのためなのか数百本以上のバッチ処理を開発することを想定した価格設定になっているようで、数十本のバッチ処理開発では価格的なメリットが見いだせない。今回提供する「ETL Platform」は小規模な開発でもメリットが出せる価格設定とした。

「ETL Platform」を使った開発では、開発者はプログラミングする必要は無く、処理内容や手順といった設計情報を画面に設定することにより業務システムを開発できる。
設定した処理内容等の情報は、設計書が自動作成できる。生産性は通常のプログラミングによる開発方法の約10分の1の時間で開発できると考えている。

「ETL Platform」は、大量のデータを効率的に処理するための並列処理も設定により可能であり、システム運用の負荷を軽減できる。
当社は10年以上にわたり超高速開発に取り組んでいるが、画面処理を対象としていたため、業務システムの30~40%を占めるバッチ処理は対象外であった。

今回、バッチ処理の開発ツール(ETL Platform)を提供することにより、ノンプログラミングで業務システム全体を構築できるようになる。また、バッチ処理を運用するためには、スケジュール機能が必須になるが、ジョブの実行スケジュール登録、先行ジョブや後続ジョブの設定によるジョブネットワークを登録することにより実行順序を制御する、といった高機能なスケジュール機能も「ETL Platform」は提供しており、システム運用の効率化が実現できる。

業務システムの新規開発時における超高速開発の採用比率が、5年後に30%、10年後に50%を超えると予想している。「ETL Platform」の提供により、業務システム全体を超高速に開発できるようになるので、業務システムの再構築を検討している顧客、内製化によるシステム開発を考えている顧客、超高速開発によるビジネスを考えているSIerにとって有効なソリューションになると考えています。
上記の顧客やSIerの方、「Wagby」で業務システムを運用中でバッチ処理の追加を検討中の方は、ぜひお問い合わせください。

文責:天井 誠一

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