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第2回 コラム(2017/06/15)

【業務システムでのロボット活用】
ロボットというと、店舗や展示会で見かけるPepperをイメージする方が多いと思いますが、「ソフトウェアロボット」というロボットもあり、日本では昨年から本格的に利用されています。
RPA(Robotic Process Automationの略)と呼ばれ、ロボットによる業務の自動化を意味します。業務の自動化については、夜間処理・ワークフロー・システム連携など、さまざまなIT技術があります。「RPA」は人がPCで画面操作する内容を事前登録して、自動的に画面を操作させるノンプログラミングのソフトウェアになります。

今まで人が行っていた事務作業を、ソフトウェアロボットが代行することで業務の効率化を図り、成果をあげています。適用業務としては「伝票から複数システムへの登録」「入出金情報のシステムへの確認・登録作業」「複数の資料から転記する報告書作成」「メールからの問合せ対応」といった、ルーチンに基づいて繰り返す業務になります。早い・ミスがない・24時間稼動ということで、効果をあげています。適さない業務は、分析といった判断が必要なものになります。ただ「RPA」はAI技術の実装を視野に入れていますので、分析業務でも今後は効果が期待されています。

例として、Webで保険金支払の請求を行うシステムがあり、現在は登録された内容を1件ずつ事務対応を行っている、とします。これを自動的にシステムに登録して請求依頼完了の返信まで行うことが、現在有効な「RPA」の適用業務になります。

AI技術が進展してコモディティ化すれば、事故と契約内容の関係/お客様の事故状況/事故の多い地域や時間帯などを自動分析して支払まで行う、「ベテランの事故担当者」と同レベルの対応ができると思います。
今後いろいろな場面で業務の自動化が進み、増えていくと考えています。

「RPA」市場はどう成長していくのでしょうか。日本は本格利用したばかりでまだまだですが、2025年には全世界で600兆円の市場規模になるという試算があります。日本は、世界のIT全体の8%を占めるという統計があり、「RPA」は相当の規模になる可能性があります。

日本は高齢化・人口減が進む中、世界での地位を維持していくために「RPA」で、業務を一層効率化する必要があると考えています。世界に先駆けて成功させて、リーダーとして世界を牽引してほしいと思います。今後、業務システムの開発では「RPA」を標準技術として考えていくことになるのではないでしょうか。

当社では、業務の自動化=システム連携しやすい製品がポイントになると考えて、10年以上前から超高速開発ツール「Wagby」(ジャスミンソフト社)を取り扱っています。業務の自動化ができるシステムを積極的に構築していきます。

「RPA」による業務システムの自動化に関して、ご興味がございましたら、ぜひお問合せください。

文責:天井 誠一

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